【AR Foundation Remote 2.0】Unityエディタ上で実機デバッグする

目次

AR Foundation Remote 2.0 とは

AR Foundation Remote 2.0

AR Foundation の実機デバッグが圧倒的にはかどるアセット。
テスト機とPCを同一のWi-Fiに繋ぎ、Unityエディタ上で実機を使ったリモートデバッグができます。
AR開発する方の必須ツールです。
(セール時は半額だった気がする…!)

再生モードにするだけで実機テストできる

エディタ上で動くので、Sceneの状況が丸見え。デバッグが捗りますね!
いちいちBuildせずに実機デバッグできるようになります。

互換性◎

ARKitARCoreの両方で広範囲にテストされています。MacもWindowsもOK!
更新が頻繁な点も心強いです。機能面でも幅広く対応。

導入方法

環境

Windows 11
Unity 2022.2.11
AR Core XR Plugin 5.0.5
AR Foundation 5.0.5
AR Foundation Remote 2.0.29-release.0
テスト機 HUAWEI Mate 20 lite
URP

導入手順

1. AR Foundation を使ったアプリ開発環境を構築します。(ここは割愛させて頂きます)

2. AR Foundation Remote をインポート。

3. Assets > Plugins > ARFoundationRemoteInstaller > Instoller を使って、テスト機にリモートデバッグ用Appをインストールする。
 ① テスト機をPCをに接続。
 ② Instoller の「Install AR Companion App」をクリックすると自動でBuildが始まる。
   エラーが出た場合はエラー文に従う。


4. Assets > Plugins > ARFoundationRemoteInstaller > Resources > Settings の「AR Companion App IP」を入力する。
 ① 先程のBuildが終わると、テスト機に AR Companion App IP が表示される。


 ② それをSettings に入力


5. Project Settings > XR Plug-in Management > PC を開き、AR Foundation Remote にチェックを入れる。

あとは再生ボタンを押すだけ!
…とのことでしたが、私の環境ではエラーが出たので続けて書き残します。

エラー対処

要約 : 「Unity Versions With Issue Plugin Event Fix」にUnityのバージョンを追加してください。

AR Foundation Remote. ARCameraBackground calls CommandBuffer.IssuePluginEvent which crashes/freezes some versions of Unity.
Possible solutions:
– If you’re confident that your version of Unity is not vulnerable to this issue, please add your Unity version to the ‘Unity Versions With Issue Plugin Event Fix’ in the plugin’s debug settings.

AR Foundation Remote 未対応のUnityバージョンだと出るエラーらしい。
エラー文通りにしたら問題なく動きました。

※問題が起こる場合もあるかもしれないので、自己責任でお試しください。別のUnityバージョンを使うことも検討。
 2023.4月時点では、2022.1まで対応している模様。

1. Assets > Plugins > ARFoundationRemoteInstaller > Resources > Settingsを開く
2. Debug > DebugSettings > Unity Versions With Issue Plugin Event Fix を開く
2. 使っているUnityのバージョンを追加。

カメラが真っ暗で、現実世界が映らない

カメラが正しく認識されず真っ暗になる場合、AR Foundation Remote とは関係のない問題の場合があります。
Platform が Android or iOS ではなくPCになっている
URP の設定がAR用に出来ていない  など。

ついでにURP対応の備忘録

AR Foundation を URP に対応させる場合、Universal Renderer DataAR Background Renderer Feature を追加する必要があります。

参考にさせて頂きました
AR FoundationをURPに対応させてShader Graphを導入する


これでデバッグがはかどります!

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