開発日 : 2023年 6月 30日
AR Foundation を使用した AR 名刺アプリ
初めてAR作品を開発するにあたり、AR 特有の機能や AR Foundation について調査し、ブログにまとめました。
▼影だけを描画する平面を用意することで、現実空間に影の描画を重ねて表現しています。
- 【URP】AR開発における影表現
▼光源推定の機能により、現実とデジタル空間の光を連動させた表現が可能になります。
- 【AR Foundation】光源推定を実装してみた
▼デバッグの作業効率を上げる、リモートデバッグツールを導入しています。
- 【AR Foundation Remote 2.0】Unityエディタ上で実機デバッグする
Adobe Illustrator で作成した「ねこ名刺」をマーカーにしています。
ねこ名刺を検知すると光のポータルが現れ、タップするとランダムな猫が出現します。
AR Plane 上を歩く NavMeshAgent
猫たちは NavMeshAgent の機能によって動作しています。
平面検知によって動的に生成された範囲の中で、気ままに歩いたり、寝転がったり。
エサを出すと、喜んで駆けつけて食べ始めます。
シンプルで直感的な UX
今回は初めてのスマートフォンアプリなので、狭い画面で直感的に伝わる表現を探す必要がありました。
主に色彩とアイコンで伝える形をとり、テキストを読み飛ばしても操作できる状態を目指しています。
表示位置、画面を覆う面積比、UIを表示/非表示にするタイミングなど、AR 初心者のユーザーでも快適にプレイできるよう工夫して導線を設計しました。
おわりに
AR Foundation は Apple Vision Pro をはじめ AR/MR で広く採用される開発フレームワークなので、今後も使用する機会は多く出てきそうです。
今回の知見を活かし、引き続き AR/MR 開発にも力を入れていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!